業務内容

既設構造物計測

工事の安全性の確保

都市部における土木工事ではしばしば、鉄道、高速道路やビルなどの重要構造物に対して近接施工となる事があります。工事に起因する構造物への影響の有無、または、影響度合いを把握し、工事を安全に施工するために様々な計測器により変位等の計測を行います。

現場事例

Examples

Example 01

駅前整備事業に伴う新幹線高架橋の変位計測
- 高架橋の改築に伴う新幹線高架橋駅舎部の計測です。
- 多層多径間ラーメンかつ背割式と非常に複雑な構造である高架橋を、アンダーピニング工法で改築するため、常時、高精度の計測を維持することが必要でした。
- 軌道を含めた線路構造物としての機能および安全性を確保するため、開水路式鉛直水平変位計による鉛直･水平変位の計測管理を130ｍにわたり行いました。
- この他に、全方位傾斜計を用いた横断方向の相対変位や、ストローク式変位計による継目変位の計測管理も行いました
Example 02

立体交差化事業に伴う新幹線高架橋の変位計測
- 在来線の高架化に伴う新幹線高架橋の計測です。
- 在来線高架橋は変位規制の厳しい新幹線高架橋に平行して新設するため、広範囲で高精度の計測が必要でした。
- 新幹線の安全走行を保証するため、開水路式鉛直水平変位計と全方位傾斜計による鉛直･水平･傾斜変位の計測管理を160ｍにわたり行いました。
Example 03

新幹線整備事業に伴う法面･擁壁の動態観測
- 季節変動による擁壁の変状の有無を確認するための計測です。
- 擁壁には全方位傾斜計と近接覚変位計を設置し、傾斜と継目変位の計測管理を行いました。
- 法面には反射プリズムを設置し、自動追尾型トータルステーションによる動態観測にて擁壁との関係性を確認するための計測管理を行いました。